澁谷 耕一コラム

「人の役に立つこと」

2016/05/10

先日、神奈川県の黒岩祐二治知事より、認知症の方が暮らす介護施設を訪問した時のお話を伺いました。その施設は、認知症の症状改善で素晴らしい実績を上げていて、その取り組みを視察にしたのですが、皆で道路のごみを拾ったり、公園の清掃をしたりしているのだそうです。

 施設のスタッフが、「皆さん、体操をして身体を動かしましょう!」と言っても、多くの人は面倒がって参加を嫌がります。しかし、「人の役に立つために、皆で町を綺麗にしましょう!」と言うと、皆が参加するのだそうです。その結果、入居者の皆さんが日常的に身体を動かすようになり、脳も活性化されて認知症の改善につながるのでそうです。

 人は、自分ことには熱心ですが、他人のために行動するのは横着と思われがちです。しかし実はその反対で、自分のことだと億劫でなかなかやる気が出ないのに、「人のため」と思うことでモティベーションが上がり、一生懸命頑張ることができるのです。認知症を患う人たちも、清掃をすることで町の人から「ありがとう」と言われ、「私たちも人の役に立っている」「社会参加している」と感じることがとても大切なのです。

 施設の話は一つの例ですが、私はこの話を聞いて「まさにその通り!」と思いました。 自分に置き換えてみても、例えば私一人しかいなければ凝った料理など作りませんが、子供や家族の喜ぶ顔を見たいがために頑張って美味しいものを作ろうと頑張りますし、社員やその家族のために自身の健康にも気を使います。そしてこれはビジネスの世界でも同じです。著書の中でも何度か書いていますが、人の喜ぶことをして「ありがとう」と言われると、本当にやる気が出るものです。そして、もっと喜んでもらうために何をしたらよいかを考える。これが続いていくことで、結果的に自分自身の幸せや成功に結びついていくのだと思います。

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2016-05-10
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